Dr Makoto’s BLOG

走ること ~気持ちを行動で奮い立たせる

クリニック2019.05.27

この週末はとても5月とは思えないような暑さ。
昼間は外出を控えたくなるような暑さですが、公園の川で賑やかにはしゃいでいる子供たちの姿をみては、暑さが少し和らぐ気もします。

こんな日はさすがに昼間を避けて、涼しい朝や夜にジョギングをしています。
走ることが楽しみの日もあれば、気が乗らない日もあります。いつも、走る前には何も考えないようにして、お決まりのようにシューズを履いては、とりあえず走るようにしています。走っている間は何も考えずに済むのが、私にとって一番の醍醐味かもしれません。

走ることに気分が乗らないときは、走り始めはたいそう身体が重くても、15分も経てばスッと身体が軽くなる「ランナーズ・ハイ」がやってきます。βエンドルフィンが分泌され、ドーパミンが分泌されやすい脳内環境となることを、リアルタイムで実感できる瞬間でもあります。そして、走り終わったあとの少し爽快な気分が手伝って、不思議と気分が楽になります。

日曜日の朝刊に、フィギュアスケーター浅田真央さんのインタビューが掲載されていました。
「何をしたいのか分からなくて悩んだ時のマラソン」。
気持ちを気持ちで奮い立たせるのではなく、行動で奮い立たせる。そんなことを伝えてくれているような気がします。

 

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩