Dr Makoto’s BLOG

オリンピックと不思議なプレッシャー

クリニック2022.01.31

大雪と新型コロナウイルス対策に翻弄され、あっと言う間に1月が終わろうとしています。
気付けば北京オリンピックの開幕が間近となりました。寒い冬に加えて感染予防対策…ステイホームでテレビ観戦のタイミング、と前向きに考えたいものです。
 
思えば4年前のピョンチャンオリンピックのとき、フィギュアスケートの男子フリーが日中に開催され、クリニックの診療時間としっかり重なりました。
まだコロナ禍もない当時は、クリニック待合室のテレビ前に患者さんやご家族が集まり、みなさんじっと食い入るように応援していました。男子フリーの演技がすすむにつれ、だんだん患者さんやご家族の視線がテレビに釘付けとなっていくのがわかります。
 
そんななか、予約の診療時間を迎えると、患者さんを診察室へお呼びし、診察をするのですが、演技が気になるのでしょうか、上の空という患者さんもおられました(笑)。気持ちはよくよくわかります。そして、羽生選手の演技が近づいてくると、さすがに私も不思議なプレッシャーを感じ始め、患者さんを診察室へ呼ぶのが心苦しくなってきたものです。
 
結局は患者さんと一緒に私もクリニック待合室のテレビで、さながらパブリックビューイングで応援し、感動したのを覚えています。羽生選手の真剣な表情は言うまでもありませんが、患者さんやご家族の応援する真剣な表情にもビックリ驚いたものです。
 
さて、今回の北京オリンピックのフィギュアスケートは、男子のショートが2月8日(火)、フリ―が2月10日(木)の日中に開催されます。日本時間でAM10時過ぎからのスタートということで、またもや診療時間としっかり重なるようです。今回のテレビ観戦はどうなることでしょう?
ちなみに、私は2月8日(火)北見での診療のためクリニック不在となりますので、心苦しく患者さんをクリニックの診察室へ呼ぶお役は免除されますが、2月10日(木)の診療、今からちょっと不思議なプレッシャーを感じ始めております(笑)。
 

 

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩