Dr Makoto’s BLOG

クリニックBGM  ~その2 モーツアルトとドーパミン

音楽2017.04.29

4月にはいってクリニックBGMがマイナーチェンジし、
以前よりクリニックBGMの中心だったモーツアルトの曲がさらに増えました。

昔から、モーツアルトの曲は軽快でテンポが安定しているので、
「胎教に良い」とか「脳を活性化させる」と言われていますが、
実は真偽のほどはよくわかっていないのだそうです。

でも「モーツアルトの曲はドーパミンを増やし、パーキンソン病の症状を軽くする」
なんて言われたら、何だか妙に納得してしまいそうですよね。

実は、とっても面白いことに、
「モーツアルトの名曲はドーパミンの不足から生まれたのではないか」という話があるのです。

モーツアルトはとにかく落ち着きがなく、
今でいうところの「注意欠陥性多動性障害(ADHD」」だったのではと言われています。
ADHDではドーパミンの働きが弱くなるため、
「じっとせず、動き回る」ことで何とかドーパミンを放出させてカバーしているのだとか。

モーツアルトが自身のドーパミンを放出させるために、ドーパミンが出やすくなるような曲をたくさん作ったのでは、
と言われると、これまた妙に納得してしまいそうです。 

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩