クリニック2025.05.31
今週はまるで春先のような肌寒い日から始まったと思いきや、一気に夏のような暑さがやってきました。着るものを選ぶのにちょっと悩み、勢いでTシャツを着て出勤した日、帰り道はまだ少し肌寒く感じました。
5月も終わりを迎え、リハビリテーションスタッフの女性が本院(北海道脳神経内科病院)へ異動することとなりました。神経内科での診療経験を積んできた彼女は、3年前にクリニックで活動開始してからすぐに、中心のひとりとして活躍してきました。とても思慮深く、患者さんはもちろんのこと、周りのスタッフへも丁寧にコミュニケーションをとっていく彼女の姿に、私も助けられたことがしょっちゅうでした。ありがたいことに、彼女の異動を知った患者さんから、わざわざ電話でお礼や励ましの言葉もいただいたようです。
さて、最近のクリニック・リハビリテーション室では、より客観的な評価を用いて病態を把握する取り組みを行っています。とくに認知機能や高次脳機能といった、一見目につきにくい症状の評価を積極的に行っています。評価はすることが目的ではなく、評価をどのように活用して患者さんやご家族へ還元していくか、これが臨床現場の醍醐味です。その点で、彼女は患者さんやご家族の生活背景を気にかけながら、在宅支援や就労支援にも熱心に取り組んできました。3年間一緒に彼女と仕事できたことが、私自身楽しかったですし、きっと他スタッフも同じように感じているはずです。
そして、5月にはいって、本院からリハビリテーションスタッフがクリニックへ加わりました。彼がクリニックへ来て1か月が経ちましたが、すでに何年も活動してきたかのような、度量の深さと安心感があります。ちょうど同じ時期に本院を退院してクリニックのリハビリテーションを開始した患者さんが、クリニックで彼との再会を喜んでいて微笑ましく感じました。どうか気軽にお声かけくださるとありがたいです。
~オプタテシケ山と大雪山系
廣谷 真Makoto Hirotani
札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長
【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。
【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩
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