Dr Makoto’s BLOG

ルーティンもほどほどに

クリニック2019.02.12

先週の大きな寒波が過ぎ、ここ数日は氷点下でも暖かく感じてしまいました。
さっぽろ雪まつりが終わるこの時期になると、密かに雪解けへのカウントダウンを始めています…少々気がはやいでしょうか(笑)。

みなさんは日頃の生活でどんなことをルーティンとしているでしょうか。
朝起きて真っ先にすること、仕事が始まる前に必ずすること、家に着いたら最初にすること、寝る前にすること…。意識をしていなくても、きっといくつかの決まったパターンをお持ちと思います。

ルーティンは大抵が無意識に行われているもので、習慣と同義でしょうか。
嫌々ながらルーティンをこなすのではなく、心地よいと感じるから無意識にしていることでしょう。

朝起きてまず水を飲む人、コーヒーを飲んでから仕事にとりかかる人、家に着いたらまずテレビをつける人、寝る前に音楽を聴く人。どれも毎日の生活にリズムを与え、自分の気持ちを落ち着かせる効果がありそうです。

私のルーティンのひとつは、毎朝犬の散歩をすることです。
先週の寒波のときに、ルーティンでいつもと変わらず朝起きて散歩に行きました。ところが、あまりの寒さに犬が身震いをし、2分ともたずに目で抱っこを求めてきたのです。そこで散歩を切り上げても良かったのですが、犬を抱きかかえたまま、そのまま20分ほど散歩を継続…。

暖かい家に戻って犬のほっとした顔を見たとき、ちょっとした気まずさのようなものを感じてしまいました。
…ルーティンもほどほどが良いときがある、そう感じさせてくれた寒波です。

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩