Dr Makoto’s BLOG

住み慣れたところで生活したい

神経内科2019.03.04

3月に入り、暖かさに加え、日がずいぶん長くなってきました。
少しでも雪解けが進むよう、せっせとテラスの雪割りに励む週末です。
 
先日、北海道難病医療ネットワークの講演会に参加してきました。
同ネットワーク協議会は、おもにパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症などの神経難病の患者さんの医療相談窓口として活動しています。
 
多くの難病患者さんは、病院を受診して、診断や治療を受けます。
札幌などの都市部では神経内科の病院やクリニックが多くありますので、それらの医療機関が診断や治療、療養相談に応対しています。ところが、広い北海道で神経内科が充足していない地域では、診断や治療に加え、療養相談を十分に受けることができない状況があります。
このような地域では、保健師が指定難病の受給を受けた患者さんを訪問し、療養相談に応対することもありますが、それすらも難しい患者さん・地域があります。
 
北海道難病医療ネットワークのコーディネーターは、このような患者さん、ご家族の相談窓口となったり、他医療機関との連携調整などを行なっています。
 
私も北見へ定期的に出張診療をしておりますが、これまでも同ネットワークに多くの患者さんがお世話になってきました。
誰もがすみ慣れたところでながく安心して療養したい。
そのような希望に添うための、これまでの手厚い活動を、講演で拝聴してきました。

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩