Dr Makoto’s BLOG

一に健康、二に健康 ~夏の暑さと打ち水

クリニック2021.07.19

連日のように猛暑が続いている北海道、札幌は21年ぶりの猛暑日となったそうです。

これまでは、2週間もすると本当に暑い時期は過ぎていったので、毎夏扇風機でそれとなく乗り越えてきました。暑い暑いと感じながらも、本州の知人からは「北海道の夏はカラッとしているので過ごしやすいでしょ」と軽く流されてしまうこともあり、「本州に比べればそうだよね」と自分に言い聞かせてきました。少し前ですと、北海道の夏にクーラーのある家庭は多くなかったのではないでしょうか。
 
ところが、ここ数年の夏は、自分が子供の頃に比べても、なんだか暑くなっているようです。自分の歳のせいだけではない気がしています。実際、この2-3年は夏が終わった頃に、クーラーなしで夏を乗り越えることができたことに、ホッと胸を撫で下ろすようになっていました。
 
さて、今朝は部屋の空気が暑くて、流れがわるくモワーっとして目が覚めてしまいました。44年の人生でこういう目覚めははじめてのことです。朝から「これは何だか暑さが半端じゃない」予感がし、朝一から暑さを和らげる方法をWebで調べてみました。

Webに書いてあることをひとつひとつ実践していきます。
「窓を開けて空気の流れを良くする」 普段よりも開ける窓を増やしてみますが、結果はご想像のとおりです。
「直射日光を防ぐためにカーテンを利用する」 ブラインドの羽をいつもより少し閉じてみますが、それでも期待には叶いません。
「換気扇を作動させて空気の流れを良くする」 暑さ対策に換気扇を初めて使用したので、これは良いかも?と思いましたが、生憎、気のせいだったようです。
「打ち水をする」 これは良い!と期待しながら、さっそくテラスに汗をかきながら打ち水をしてみます。涼しくなってこの中ではいちばん効果がありましたが、案の定30分も経つとタイルは乾いてしまうではありませんか。。。 

色々試すものの、どうも期待通りに涼しくはなってくれません。やはり北海道の夏は変わってしまったのでしょうか。人間だけだと多少暑くても我慢できるのですが、歳をとってきた愛犬のこともあるので、どうしたものかと思いながら、、、気づくと、昼前から早々に、暑さで大盛況の家電量販店に乗り込んでは、とうとうクーラーを設置する決心をしていました。
 
ブログを書いているこの夕方には、暑さがピークを超えてきました。やはりクーラーを設置しなくても良かったのでは?と一瞬過りましたが、「一に健康、二に健康…」という取って付けたようなフレーズを言い聞かせることにしています。

 

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩