Dr Makoto’s BLOG

沢山の引き出しを ~リハビリテーションと社会福祉士

クリニック2023.04.09

最近のクリニック診察室では、野球の話がだいぶ増えています。
伺うとほとんどのクリニック患者さんがご覧になっていたワールドベースボールクラシック(WBC)。WBCの話になると、患者さんがだんだん前のめりとなって興奮していく姿に、私も嬉しくなります。さっそくエスコンフィールドへファイターズの試合を観に行ったという患者さんのお話も聞けました。
 
ところで、クリニックのリハビリテーションスタッフ(理学療法士)が、先日社会福祉士の国家試験に愛でたく合格しました。通常のリハビリテーション業務で忙しいなか、2年間の就学課程を経て難関の資格を取得するという、とても頭が下がる思いです。
 
社会福祉士とは、あまり馴染みがない方がおられるかもしれません。社会福祉士は病院、社会福祉協議会、地域包括支援センターなどでソーシャルワーク活動をしている専門職です。診療所レベルで社会福祉士が在籍している医療機関はまだ少数ですが、当クリニックでは現在1名の社会福祉士が医療ソーシャルワーカーとして活動しています。クリニックでは、患者さんの生活や就労・就学相談に応じ、必要な助言や利用可能な制度・サービスの紹介したり、サービスの利用調整や関係者間の連絡などを行うという、まさにクリニックの中枢ともいえる業務に励んでいます。
 
今回クリニックで二人目となる社会福祉士の資格を取得したスタッフは、引き続きリハビリテーションを担当していきますが、社会福祉士としての知識やスキルを活かして、さらに質の高いリハビリテーションを提供していくことでしょう。スタッフが沢山の引き出しを持っていくことは、沢山の患者さんに還元されていくと信じています。
 
 
~十勝平野と大雪山系

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩