Dr Makoto’s BLOG

夏の風物詩 

クリニック2023.07.31

10年に一度とも言われる今年の暑さ。ここのところ人と顔をあわせるときの挨拶は「おはようございます、暑いですね…」「こんにちは、暑いですね…」。北海道でも、もはやお決まりの夏の挨拶になりつつあります。
 
今や地下鉄や電車に乗っていてよく見かけるようになったハンディファン。携帯式の扇風機で、とくに若い学生さんが顔にハンディファンを近づけて、フワーッと風を送っている姿は夏の風物詩にもなっています。2-3年前に初めてその姿を見かけたときは、正直ちょっと滑稽にも感じたものです。
 
この猛暑続きの夏、ファイターズ観戦日の天気をあらかじめチェックすると、なんと当日は気温33度の予報が。そして幸か不幸か、エスコンフィールドの開閉式屋根が開くというではありませんか。さぁこれは大変、暑さ対策をどうにかしなければと、まずは家にある帽子や日焼け止めを引っ張りだしてきます。それだけでは足りないと思いネットで色々調べていくと、次々と新しい暑さ対策グッズが出ているようです。ネッククーラーという、首にかけて体感温度を下げるグッズに気が惹かれますが、まだ実際に使っている人をみたことがありません。

うーんどうしたものかと、最後はついにハンディファンが頭をよぎり始めます。私の偏見たっぷりのイメージでは、若者はハンディファン、おじさんは扇子。自分がハンディファンを持ってフワーッと風を送っている姿はイメージできませんが、いざ扇子をつかうことへささやかな抵抗も芽生えてきます(笑)。
 
どうしたものかと一晩考えて、家電量販店へ向かったところ、ハンディファンは既に売り切れていました。みなさん考えることは同じのようです。おじさんは扇子を探しに行くしかないとテンション低めで歩いていたところ、別の店でラスト一台のハンディファンが売っているではありませんか。急にテンションが上がって、ついにハンディファンを購入しました。以前はちょっと滑稽に感じていたハンディファンですが、いざ使ってみると素晴らしく、これは手放せないものになりそうです。やはり若者に流行っているものは、それなりの理由があるようです。
 
さて、念願のハンディファンも準備して、当日の野球観戦を待ちに待っていたところ、前日になって「熱中症対策のため、開閉式屋根は閉じて試合を行います」との案内が。それはそうですよね…ホッとした気持ち半分、残念な気持ち半分です。試合当日は、屋根が閉じた状態でしたが、ちょっと無理してハンディファンまで使って、たいそう快適な夏の観戦となりました。


~天人峡道の木道と夏の旭岳

廣谷 真

廣谷 真Makoto Hirotani

札幌パーキンソンMS
神経内科クリニック 院長

【専門分野】神経内科全般とくに多発性硬化症などの免疫性神経疾患、末梢神経疾患
眼瞼けいれん・顔面けいれん・四肢の痙縮に対するボトックス注射も行います。

【趣味・特技】オーケストラ演奏、ジョギング、スポーツ観戦、犬の散歩